亀は、爬虫類であるため「変温動物」である。
「亀の甲羅干し」という表現があるが、あれは昼寝をしているのではなく、体温調節をしながら、 太陽の紫外線に当たり、カルシウムを吸収する為に必要な「ビタミンD3」を体内で生成している。 また、餌を消化・吸収する為にも、相応の温度が必要となる。 ところが、一般的な「販売水槽」を見ると、紫外線灯はおろか、蛍光灯や体温調節の為のバスキングランプすら設置されていない事が多い。 また、水替えも怠っているようで、「汚れた飼育水」でふやけた餌を与えられている。 気を利かせたつもりかは判らないが、「カメさんに触ったら手を洗いましょう」と注意書きがある場合がある。 一時、サルモネラ菌の感染源として悪者扱いされた事がある。 確かに、保有している場合も多いが、それも、あのように腐敗していそうな飼育水が一役かっているわけだ。 亀は子供にも人気のある生き物で、まだ字が読めない子供も興味を示す。 販売店にお願いしたい。 亀の健康の為にも、客の安全の為にも、きちんと水替えはして頂きたい。 そして亀の生態を学び、「体調を崩した亀を販売する」ような管理はやめて貰いたい。
by defending
| 2005-05-24 22:44
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